春は始まりの季節。新ネタ&新コーナー。ライデン第一回目。

はい、皆さんお元気ですか。
当Blogもいつの間にか移転後10,000hitを突破いたしました。ご愛読いただいている皆様に心より御礼申し上げます。まだまだ貧乏Blogなのでキリ番プレゼントなどできない状況ですが、いずれはそんなこともやってみたいと思っています。なんにせよ当Blogは皆様からのアクセスだけが頼り。これからも宜しくご愛読お願いいたします。



さて、そんなこんなで東京では春なのに雪が降ったりして、にわかに「劇場版パトレイバー 2」を見ながら模型を作っていた線香亭です。10,000Hitを記念して、と言うわけでもないのですが、今回から晴れやかに新ネタです。コトブキヤ製プラキット、バーチャロンOT(オラトリオ・タングラム)より「ライデン DNA SIDE」でしばらくお付き合いのほどを。


実は私、あんまりゲーマーじゃありません。なにせ凝性なので、ゲームにはまると模型が作れない。そうするとご飯が食べられない。そんなゲームネタには疎い自分ですが、これは知ってます。「電脳戦機バーチャロン」に始まり、「オラトリオ・タングラム」「フォース」「マーズ」と4シリーズがリリースされているロボット戦闘ゲームの名作です。アーケードで何度痛い目を見たことか。その中でもオリジナルシリーズの機体デザインを踏襲しながら斬新なカラーリングと強力な武器を装備した「第二世代」と呼ばれる機体が活躍するのがOT(オラトリオ・タングラム)です。ストーリーやら設定やらはネットで検索していただくとして、その中でも最も重量感あふれるデザインながら画面の中ではとてつもない機動力を発揮するのがこの「ライデン」です。
2008年の年末に突然発売されたこのキット、デザインはカトキハジメ氏、実際の模型はハイエンド3DCGのデータを元に制作されていると言う、まさに画面に登場する機体そのまま、と言うのが話題になりました。まあ、あんまり能書きばっかり垂れててもしょうがないので、まずは箱絵から。



どーん。写真じゃあんまり伝わりにくいんですが、まず箱がでかい。HGUCのザクF2が4個ぐらい入りそうな大きさです。

でかいだけじゃなくパーツ数も結構な数です。コトブキヤさんの本気が感じられます。袋から出したランナーが、見るみる山になってゆく。


と、ここでひるむといつまでたっても完成しないので、一気に仮組みしてしまいましょう。

えー、画面で見るとあっという間ですが、結構時間がかかりました。私の場合、後の手間をなるべく省くため、サンディングできるところは仮組みしながらどんどんやってしまうので若干時間がかかるのですが、一般の方が普通に素組しても、多分10〜12時間くらいかかるキットだと思います。
プロポーションは大本のCGから作られているので、ゲームの画面そのままです。後はもう、個人の好みでどういじるかと言ったところでしょう。「自分の脳内の『俺ライデン』はこうだっ!」という方は心ゆくまで改修してください。自分としては組上げて「なんだかイイジャン、これ」と思ってしまったので、プロポーションの大幅改修はしないで行こうと思います。まぁ、また途中で何を始めるやらわかったもんじゃありませんが……。


それでは細部を見ていきましょう。
脚部などはパーツごとに比較的細かく色分けされているんですが、肝心の肩はパーツで色分けされていません。肩パーツのミゾは黒く塗らないとゲームの機体を再現できないことになります。まあ、自分の作例で塗装しないことはないので、何の問題もないんですが。足の裏なんかは結構細かく色分けされているんですけどね。


胴体周りのバランスも特に問題ありません。というか「ああ、こうなってたんだ」という感じです。

ヒジ関節ははそのままでもこのくらい曲がるんですが、

一度引き出して曲げると、

このあたりまで曲げることができます。

キットのまま組んでも殆んど分割線が出るところはないのですが、二の腕とフトモモだけは目立つところにあるので、しっかりと継目を消しておきたいところです。


背中の「Vコンバーター・ユニット」と呼ばれる部分はコンバーチブルで二種が用意されています。例のゲーム機たちですね。

開閉式で、蓋を開けるとなにやらそそるディティールが施されています。

チラリと見えるフレーム部分は塗装で見せたいところですね。


各部のディティールも、作りこんだら楽しそうな所が随所に見られます。


そして、この機体の大きな特長でもある両肩のレーザーユニット、「バイナリー・ロータス」は差し替えで再現されています。

アップで見ても充実のディティール。パーツ分割にも工夫の後が伺えます。

装着すると、もう何がなんだかと言うくらいの必殺兵器に見えますね。よくこれで泣かされたんだよなぁ。

個人的には後ろ側が好み。

もちろん通常兵器のバズーカランチャーも付属します。



あとはバーチャロンシリーズ共通の「光ってるパーツ」の処理をどうするかだな。

このパーツ、凹部にハメコミが多いので、まだ取り付けてませんが、よりかっこよく見せるため只今試行錯誤中です。

オーロラデカールミラージュデカール、どっちがいいかな?

とにかく、いじるところは多そうだし、バーチャロンだから発色良くビカビカに仕上げたいなぁ。と言うところで悩み多き中年モデラーなのでした。


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◆さて、ここで前回予告した新コーナー。
その名も「遥かなるホワイト・グリント」

アーマードコアに登場する人気機体です。再版が待たれる入手困難なキットを無理を言って知人に手に入れてもらいました。しかも「VOB」付き。うひょひょ。

この機体も「ゲーマーじゃない自分でも知っている」という憧れのモデルです。何年か前に某専門学校のCMで一暴れしてましたね。思い入れが深い分、レギュラーコーナーで取り上げると一年ぐらい完成品が発表できないのではなかろうかという懸念もあり、別コーナーで気長に完成させようと思います。実はまだ袋も開けてないんで、今日のところは箱絵の横っかわでご勘弁を。

知らない方はネットなどで予習しといてくださいね。

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さて、今回はこの辺で。最後は仮組みを終えたランナーの山でお別れしましょう。
ずいぶん痩せちゃったね。

協賛企業、メーカーさんも、まだまだ募集しております。


それでは次週も火曜日更新。乞御期待。