グロス仕上げはつらいよ〜ライデン完成編〜。

はい、皆様一週間のご無沙汰でした。


今回はいよいよライデン完成編。たった今、書いておいた原稿を公開しようと思ったら記事が全部消えてしまいました。ふざけんなよはてな!! という事でたった今、慌てて書き直しております。0時に更新だと思ってみてくださった方はごめんなさい。文句ははてなに言ってくださいね。

さて、そんなことばっかり書いていてもしょうがないので気を取り直して、まずは完成品を見ていただきましょう。


軽い気持ちで始めたライデンですが、結構な大型キットでちとてこずってしまいました。

今回の制作課題は「色」。目の覚めるような鮮やかな、それでいてどこかシックな赤を目指しました。


三面はこんな感じです。

いやいや、なかなか狙いどうりの仕上がりで満足してます。
今回の赤はなんと言ってもガイアカラーのプレミアムレッドの効果が大きい。この塗料、あまりにも発色が美しすぎて、使いようによってはリアリティがなくなるんじゃないかというくらいの発色です。今回はCG世界に登場する機体ですから心置きなく真っ赤に塗ることができました。箱絵や説明書を見るともっとピンクっぽい色調なんですが、画面上で見た時の印象は「赤」って感じだったもので。まあ、オリジナルの塗装だと思ってください。


詳しい塗装法は前の記事を見ていただくとして、大体こんな感じです。
1)下地にEX-ホワイトとブリリアントピンクを足して作ったピンクのサーフェイサーを吹く。
2)プレミアムレッドを通常より薄めに溶いて4回ほど塗る。
3)デカールを張り終わったら、EX-クリアーを2階ほど吹く。
という感じです。
プレミアムレッドを塗る前に、下地を白にすればより明るい朱色っぽい赤に、シルバーが下地なら美しいメタリックレッドで仕上げることができます。まあ、この手の塗装は何よりも経験ですから、皆さんもチャレンジしてみてくださいね。




デカールはキット付属のものとHiQpartsの新製品NCデカール05 1/100 ホワイトを使用しました。このデカール、さすがのカルトグラフ製だけあって精度はピカイチです。米粒よりも小さい文字がきちんと見える。写真を拡大してみてみてください。

ちなみに、こちらがキット付属のもの。これはこれで良いんですが、若干透け気味。

NCデカール05は一般的なカルトグラフ製デカールと比較して余白も殆んど無く、かなり薄めに作られています。カルトの特徴である糊の強さと相まって、慣れないうちは若干貼りにくいと感じるかもしれませんが、きちんとした手順で貼れば問題なく美しい仕上がりを得ることができます。今回のライデン君はデカール控えめなので1枚でもずいぶん余っていますが、例えば1/100程度の大型キットに思いっきり貼っても2枚あれば足りると思います。


そして、最近デカール貼りに欠かせない道具がこれ。

フィニッシュマスターという本来はスミイレの掃除に使う道具なのですが、これが小さいデカール貼りに最適なんです。
綿棒を使うと水分の吸収が良過ぎて、小さなデカールがずれてしまったりすることがありますが、これを使って位置決めしたデカールの上から押さえると、絶妙の水分吸収率でピタリと収めることができます。先端の硬さもデカールと塗装面の間に入った空気や水を追い出すのに最適です。


今回オリジナルのディティールアップは腕とフトモモの丸いディティール。ちと甘い感じがしたもんでメタル製のリベットパーツに差し替えました。どうせ差し替えるならオリジナリティを出そうという事で、塗装することにしました。

腕にはHDリベット ホール1.5mm、フトモモにはHDリベット ホール2.5mmを塗装して使ってあります。

塗装は写真のようにプラバンに穴を開けたものにパーツを差し込んで行います。使ったカラーはインテリアカラー(戦車車内色)。プライマーを塗った後に塗装を済ませ、100wの電球に30分ほど当て、2〜3日置いておくと剥がれにくい丈夫な皮膜が出来上がります。メタルパーツならではの簡易焼付け塗装ですね。


各部のバーチャロン的「光ってるパーツ」には全てオーロラデカールを張り込みました。

光が当たると光って見えますが、

光が当たっていないと内部ディティールが透けて見えるというマニアックな仕上がり。これがオーロラステッカーの良い所です。写真を拡大して見比べてみてくださいね。


足回りにはスチールボール シルバーを埋め込み。場所によって0.7mm1mmを使い分けています。


股間のバーニアはBSバーニア ショート 6mmを埋め込みました。インナーベルはオレンジに、センターパーツの中心は赤で塗装してあります。

ついでに足の裏の写真も。これだけでも簡単なキットひとつ分くらいあるんじゃないかというパーツ数です。




そして、前回予告の小技がこれ。


ちょっと時間ができたんで、説明書では黒で塗装指定されている部分に、ハセガワの曲面追従デカールのカーボン模様のものを貼ってみました。ただ黒く塗るより雰囲気が出たと思うんですが。なんとなくバーチャロンっぽいでしょ?


背中の「Vコンバーター」はコンパチで2種類が付属。今は無き○ガ・サターンとド○ームキャストですね。両方塗ってみました。

開閉式で完成後も開くことができます。内部のクリアパーツはフラットブラックでスミイレした後、100均で買ったメタルシールを張り込んだ上に取り付けています。



そして今回の大失敗。え、わからないって?

それじゃあ教えちゃいましょう。
付属の肩部分のデカールを左右間違えて貼っちゃった!!

もうすっかりクリアーを吹いた後に気が付いたもんで、直しようが無かったんです……。




ま、、、                     いいか!



気を取り直して、皆様、大変お待たせいたしました。いよいよ登場、必殺兵器「バイナリー・ロータス」!


フロントビューとリアビュー。細かい塗り分けが功を奏して、中々よい雰囲気で仕上がっております。肩のデカールはこっちが正解です。


設定を無視して塗り分けてます。前面の白い部分のボルト状のモールドにはスチルボール1mmを仕込んでみました。

白いパーツの裏側に当たる部分のシルバーの部品にはHDリベット トツ1.5mmを使ってみました。片方が丸なら片方はネジだろうって事で。

この手の仕上げは暗めの写真がかっこいいんだよなぁ。スターブライトジュラルミンで塗った所は部分的にフラットクリアーで光沢を押さえ、質感の違いを表現してみました。写真じゃわかりにくいかな?


もちろん通常兵器のバズーカもしっかり作ってあります。ちと慌てて写真に撮ったもんで指紋が付いちゃってるのは見逃してください。


スコープと砲口にはオーロラデカールを張り込み。砲口はフラットブラックに塗っちゃおうかと思ったんですが、こっちの方が雰囲気が出るかと。各部のデカールNCデカール05 1/100 ホワイトです。

こんなカットだと効果絶大です。




さてさて、この辺でいつものコーナー

                                                                                                                                                                        • -

今週の「遥かなるホワイト・グリント」

今週はどんな風になってるかというと

一度仮組みしたパーツをばらして製作過程とディティールアップの検討中。

このキット、可動部分が結構多いんだよなぁ。こんな所とか

はたまたこんな所とか。

首周りも稼動するのでディティールアップとの兼ね合いも考えておかなくては。足回りは結構ヘビーな改造になりそうだなぁ、とか

やっぱり目玉は例の「テンテンテンテン」ってやつにしたいよなあ、とかね。


夢は広がるが一向に作業が進まない。一体いつになったら出来ることやら。

                                                                                                                                                                        • -

よし、書き終わったぞ。約一時間半の遅刻、失礼しました。
最後はライデン君のイメージカットでお別れです。


さあ、次回からは何をつくろうかな。久しぶりにガンプラでもやってみようかな。
てなとこで次週も火曜日更新。乞御期待!!