クシャトリヤ第二回。千里の道も一歩から、は進まない作業の言い訳。

はい、皆さんこんにちは。今回はクシャトリヤ第二回。
前回は腕と頭だけで時間切れでした。さて、今回はどこまで行けるやら。早速参りましょう。


まずは前回に続いて胴体まわりを。元はこれです。

頭の後の隙間が寂しい。ただディティールアップするんじゃなくて、なんかこう、ニュータイプっぽい雰囲気が欲しいな、ということでディティール追加です。基本はプラバンとメタルパーツ。首と胴体の隙間が気になるので後ろ側半分に1mmプラバンを貼って段差を作ります。その上で穴を開けたりパーツを付けたりでそれらしい雰囲気を作っていきます。出来上がったのがこれ。

頭の後にあるスリット状のパーツはマスメツールを使って作ったフィンです。作り方は前の記事を参照してくださいね。頭自体が多少前のめり気味に見えたので、ディティールアップのついでに首の軸も0.8mmくらい後にずらしてます。
アゴ下のパイプは取付け基部だけ残し、デュアルパイプの2mmを使ってみました。芯になる部分は普通のリード線、終端部分はパイプを通しておいてペンチでカシメました。こうしておくと長さの調整をするのに便利なんです。接着すると調整するたびにパーツが1、2個だめになっちゃうんで。

取り付けるとこんな感じになります。首の軸の後にはニュータイプ仕様ということで2.5mmのモノアイプレートSPアイズ。両脇には2.5mmのマイナスモールド、後ろ側の左右には1.5mmのフラットリベットを埋め込みました。

頭をつけるとこんなふう。角度によって、前回開けた頭の後側のスリットからディティールがチラッと見えます。首の両側、肩の付根にある緑のパーツはパイプ状のモールドを切り落とし、前後に穴を開けておきます。

元はこんな形状です。

ここにメタルパイプ 3.0mmを取り付けるとこんな感じになります。まだ仮組みなんで、しっかり決まっていないんですが雰囲気はわかっていただけるかと。



続いては胸の両脇にあるバルカン。使うのはHDバルカン 1.8mmです。アウターとインナーの2パーツに分かれていて、アウターには信じられないような細かさでスリットが開いています。目が悪いと見えないくらいの、えらい精度です。インナーの出っ張り具合が調整できるのもいいところですね。

ますは元パーツに1.8mmの穴を開けて取り付けてみます。なんだかイマイチ盛り上がらない。パーツの精度にインジェクションのディティールが負けてるんですね。

そこで、元ディティールを切り飛ばし、真鍮パイプと差し替えてみました。なんとなく形になった。

実はこの真鍮パイプ、前回使ったメタルシリンダーの切り取って余った部分です。エコ・モデリングです。若干内径が大きいんですが、そこがまた丁度いい感じ。取付け時にはセンターに収まるよう真鍮線を通して調節します。

なんとなく満足したところで胴体をいじるのに飽きたんで脚に行きます。




はい、予告どおりフトモモを太らせてます。

側面、後面を見るとこんなふう。元のパーツと比較してみてください。

左右よりも前後幅を大きくしたのでサイドスカートに収まらなくなってしまった。
なのでサイドスカートも5mm幅ましです。2パーツ構成なので組み付けたままノコで切り離し、それぞれに5mm幅に切った1mmプラバンを挟みます。接着にはクリアパテが大活躍。微妙な段差や隙間も強引に整形することができます。


ああ、収まった。良かった良かった。ついでにフクラハギの丸いモールドに4mmの大穴を開けます。穴を開けてどうするのかというと、

4mmのフラットリベットを埋め込んで二重円のモールドを作ります。スジボリで作るよりはるかに簡単に作れます。精度もいいしね。


続いてヒザ回りに手をつけましょう。
元パーツでまず気になったのが、フレームから出ているヒザ下の棒状の出っ張り。

せっかく左右のパーツが逃げてるデザインなのにいまひとつインパクトがないと思ったので、4mmのプラ棒(どこのメーカーのものか定かではない。なんせお道具箱の底から出てきたやつなので。すいません。4mmのプラ棒が欲しい方はエバーグリーンから出ていると思うのでそちらを探してくださいね。)で延長します。まあ、延長というより元パーツを削り落として丸ごと差し替えたんですけどね。

組んでみると「やっぱりこれくらいの長さがあったほうがいい」とほんのり満足しました。

ついでにヒザパーツの裏をふさいでしまいましょう。上段の出っ張りの裏はエバーグリーンの段付板、下側のスタビライザー的なヤツの裏はポリパテでふさぎました。

この角度で見ると中々見栄えがいいな。

ちなみに足裏のスラスターはあとでメタルパーツを埋め込む予定なので3mmに開口しています。

ひざ裏にも一工夫。元からある穴状のモールドの部分にホールリベットを埋め込みます。穴って事は多分補給口か何かじゃないかと思うのでそれっぽいモールドで。ただ開口するより確実に情報量が増えますから。


あとはスジボリや細かいディティールを追加していきます。最終的には全体のバランスを見ながら決めていくので、今のところはこの程度で止めておきます。


さて、今回の成果はこんな感じ。あ、書き忘れましたが腰と脚のパイプは100均で買ったアルミ線を芯にしてメッシュチューブに置き換えています。


なんだか進んでるんだかいないんだか。まあ、千里の道も一歩からって言うし、コツコツがんばります。



では、今回はこんなところで。
次回も乞御期待。